活動紹介Activity

2025-10-30
AgVenture Lab
国際連合食糧農業機関(FAO)主催の「World Food Forum2025」に参加しました

AgVenture Labは、2025年10月、国際連合食糧農業機関(FAO)主催の国際会議「World Food Forum 2025(WFF)」に参加しました。 

 
WFFは、世界各国の若者、起業家、研究者、政策担当者が集い、食と農を通じた持続可能な未来を共創する国際的なカンファレンスです。FAO本部(イタリア・ローマ)を中心に毎年開催され、食料システム転換や気候変動対応、資源循環型社会の実現など、地球規模の課題に向けた議論とイノベーション発信が行われています。 

 

2025年はFAO設立80周年という節目の年にあたり、「Hand in Hand for Better Foods and a Better Future(より良い食とより良い未来のために手を取り合う)」をテーマに、「FAO's Four Betters(より良い生産、より良い栄養、より良い環境、より良い暮らし)」に沿ってグローバルな対話・知識交換・協働に向けた検討が行われました。



AgVenture Labにとって、WFFへの参加は非常に有意義な機会となりました。国内のスタートアップを支援する立場として、世界の食料・農業課題や最新の技術・政策動向を把握できること、支援するスタートアップの国際展開や協働の可能性を探ること、そしてスタートアップの取り組みの社会実装をさらに加速できることが参加の目的です。また、国内で培われた技術や知見を国際社会の議論に参加させることで、より広い視野での課題解決やネットワーク構築につなげることができます。 

  

今回は、普段から支援している日本のスタートアップ3社──EF ポリマーフェイガーストラウト──とともに参加しました。現地ではFAO関係者や海外投資家、研究機関と意見交換を行うとともに、各スタートアップがパネルディスカッションやピッチに登壇し、各国の起業家とともに、食料システム変革におけるスタートアップの役割や公的機関との連携の可能性について意見交換を実施しました。参加したスタートアップにとっても、世界の最前線に立つ専門家やパートナーとつながる貴重な機会となりました。


AgVenture Labは、FAOが提唱する「サステナブルガストロノミー」に共感し、TIB CATAPULT事業の「Sustainable AgriTech & FoodTech Cluster」の代表事業者としてその実現に向けた取り組みを進めています。サステナブルガストロノミーは、環境・社会・経済の調和を図りつつ、地域資源や食文化を次世代へ継承していく理念です。WFFへの参加は、AgVenture Labにとって国内外のパートナーとの協働の可能性を広げ、食農のサステナビリティに貢献する新たな価値創造に向けた重要なステップとなりました。 

  

AgVenture Labは、国内の技術やビジョンを国際社会に発信しつつ、日本から世界へ挑戦を広げ、スタートアップ支援を通じて持続可能な食と農の未来づくりをリードしていきます。 

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